前編>怠けなんてとんでもない暴言!

うつ病の患者さんには、気持ちの落ち込みはもちろん身体的なつらい症状も出ています。
ですから、心身ともに休める環境がとても大事になります。
まずそれを作ることを考えていただきたいと思います。

何度も言いますが、一番辛く、苦しんでいるのは患者さん自身です。
一日中寝ていたとしても、「病気」ですから仕方ありません。というより当たり前と言っていいでしょう。
うつ病にかかっていると、非常に自責の念が強くなっています。
「自分は寝てばかりで、世間様に申し訳ない」「私が消えれば家族は楽になるだろうか」などといつも考えがちです。
ですから、そんな患者さんに「私は働いてるのに貴方はいいよね、一日中ねていられて!」とか
「怠け病だろう」なんて皮肉を言おうものなら、どんな気持ちになるか大体想像はつきますよね。

とにかく「病気」であるということを忘れないでいてください。
姿勢としては、
「いままでたくさん頑張ってきて、辛いのは貴方なのだから、世間の心配をするより自分の心配をして」
「辛いのだから休んで当たり前、ゆっくり治していこう」
という心構えでいてください。

初めに

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前編

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怠けなんてとんでもない暴言!
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中編

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後編

私の体験記・大人は助けてくれない
私の体験記・友達は簡単に裏切る
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私の体験記・失敗に終わった賭け
私の体験記・心理学を学んだ訳
うつ病の人がもつ独特の考え方とは?
両親を批判してもいいのです。
最後に、「うつ病は治る病気」

その他

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